intro ことほぐ
2012年5月31日(木)〜6月4日(月)@生活支援型文化施設コンカリーニョ
作・演出:イトウワカナ
出演:大高一郎、菜摘あかね、のしろゆう子、佐藤剛、宮澤りえ蔵(大悪党スペシャル)、柴田知佳(劇団アトリエ)、加藤智之…from大阪
あらすじにふれています。
私は内容に触れつつでないと書けないので、最終公演が始まったのを見計らってアップ。
→追記:ごめんなさい。1日早まっていました。ネタバレあります。これから観劇される方はご注意ください。
本当にごめんなさい。
久々の観劇でしたー。
でも反抗期真っ盛りの娘がじたばた・・・
一応事務局さんには子連れ入場の許可を頂いていたのですが、
もしご迷惑をかけたお客さまがいらっしゃいましたら、
申し訳ありません。
関係者のみなさま、誠にありがとうございました。
でも面白かったー
貧困妊婦は実体験済み(笑←いや、笑えない)なので、共感点はものすごくありました。
妊婦ってもっと幸せなはずなんじゃないのか。祝福されるはずなんじゃないのか。
わー痛い。
妊婦=幸せ
というのが本当の姿だと、私も含め一般的にみんなが思っているのは、
妊婦は幸せでないといけない、という社会要請からきてるものなんじゃないだろうか。
お母さんが幸せでないと、生まれてくる子どもも幸せになれないだろうからね。
幸せでない妊婦は存在しない、
ということに暗黙のうちにされていたのかもしれない。
でも今の日本社会ではそうでない妊婦は多い感じはする。
未婚にかぎらず、旦那がいる人でも(DVとか借金とかモラハラとか)。
今がそうなのか、昔からそうだったけど、社会が隠し続けていたのか、
はたまた不景気のせいなのか、
それはわからないけれど。
だから、「みんなで祝う」って本当にとても大切なことだと思う。
私自身、シンママになって以来、両親や、子どもを見に来てくれた友達や、
いろんな人に「おめでとう」と言われたことで、1人じゃないんだと思えたから。
子どもは社会みんなで育てよう。みんなで祝おう。
他人事にしないで。
と心から思う。
発展的批評のはなし。
脚本と着眼点はとてもすばらしいと思いました。
劇の立ち上がり、緊張?からなのか全員「何かを演じよう」という役者の姿が見えました。
リズムが作れてきたのは後半からかな、と感じました。
前半は会話になっておらず、台詞も柔軟性が無く
硬直しているかなと感じました。
今回円形の客席だったのですが、
開始当初から周りにずっと男性たちがいるのは、必要性を感じませんでした。
ずっと舞台にいることは役者の体力を消耗するので、
今回の場合は、そのリスクを負ってでも役者を配置しておく
演出的必要はなかったのではないかと思いました。
回りに置かれた小道具は、
最後まで使われずそこにあるだけだったモノもあり、
使っても冒頭のみだったり、
使わないのなら置かないほうがすっきりとしていたと思います。
そこにあることの効果はそれほどなかったと感じました。
モノがあると、何か意味があるのかと思い、余計な想像や思考をしてしまいます。
町内会や生活という雰囲気を出したかった?
盆踊りの音楽や、衣装などで十分出ていたと思います。
3人の妊婦がいる部屋以外のところで特にドラマは起こっていなかったので、
退場した人は、舞台に残っていず、退場したほうが、観客の想像力をかき立てたのではないかと。
いろいろ書きましたが、
面白かったんですよ!
私の批評は作品がもっと良くなればいいなという思いから、
観客目線で書いていますので、悪意も他意もありません。
そのあたりをご了承ください。
特に関係者のみなさまには、子連れでの観劇を許可して頂いたので、
拙い文章と、拙い批評ですが、
何かしらお返ししたいという思いでも書いています。ありがとうございます。
なので、
ご意見、ご感想、反論 大歓迎!
ですよー
んー・・・しかし、
もしかしたら今が一番、子連れで観劇が難しい時機かもしれない・・・(涙)
はやくおわれーはんこうきー
posted by 研究員まゆ at 20:18|
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