2013年05月18日

演劇とテキスト。

今日のメモです。
あまりまとまっていないです。

演劇作品をつくるとき、

戯曲→読む→しゃべってみる、動いてみる→台本離す→その他の演出・作り込み

というやり方が多いかと思うのです。
まあこれがほとんどの現場で行われていることかと。

戯曲という名の「書き言葉」を、立体化していくのが役者の仕事ってえわけですね。

ほりうちの周りのある程度の経験のある役者さんたちは、
みんな「戯曲」をやりたがることがとても多い。

それって、なんなのかなあと思ったわけですよ。

誤解を恐れず言えば、
堀内の目指してるところは、
優れた「演出家」であり、優れた「劇作家」では無い。

でも。自分の作品を創りたいと思っている。

自分の創りたいものにそぐわなければ、
既存の戯曲を使う意味は無いかなと思っている。

ありますけどね。この戯曲おもしろい!やってみたい!と。

でもねー
その「面白い」って果たして本当に「上演して面白い」に結びつくのかなと。

あるいは。
「戯曲」はおもしろい。
でも上演されたものはつまらない。

それは演じた役者や演出家に原因がある。
と言われることもあるかと。

でも、それって果たして真実なのかなあと。

読んで面白いとやって面白いは、そもそも根源的に別物だったりしないかなあと。

わからないですが。

もし別物だったとすれば、
戯曲戯曲ありきの演劇の作り方のみ、というのは少々危険な気もする。

目で読んだおもしろさと、上演を見たおもしろさ。
そこに違いはありはしないか?

そういう疑いをちゃんともって、戯曲にのぞまないと、
何か大切なものを見失う気がする。
役者も。演出家も。

話し言葉と書き言葉は、ほんと違うんですよ。

書き言葉を読む時も
話した言葉を書き留める時も。

厳密には全く別ものだと思ったほうが良いかな、というのが、
昨日今日と漠然と思ったことです。



そう考えたとき「戯曲賞」ってなんだろか。
上演されておもしろいべきものを選んでいるのだろうか。
それとも、読み物としておもしろいものを選んでいるのだろうか。

後者の場合、小説を口語体にしたと何が違うのか、ということになりそうですが。

堀内はまだ劇作家ではないのでわかりません。
修行中ー。
posted by 研究員まゆ at 23:08| Comment(2) | TrackBack(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
脚本は、「推敲された文章」だということが、実際の「話し言葉」と大きく違うところだと思います。

実際の「話し言葉」では、沈黙を避けたり、話し相手が遮ろうとするのを抑制したり(自分が話の途中だということを示したり)、もしくは感情が先走ったりして、頭の中で文が固まる前に話し始めることが多いので、主語と述語がバラバラだったり、不時着したりと、文法がたいていめちゃくちゃです。
登場人物が、いかに「その場で」言葉を探して、選んで、文を組み立てているようにみせるか、というところが、役者や演出家が追及する演劇のリアリティだったりするのかもしれませんが、脚本にきれいな文章が書かれている時点で、すでに限界があるのかもしれません。

でも、抑揚、リズム、テンポ感など、言葉を音として楽しむことも演劇の醍醐味の一つかもしれないので、それを重視すると、考え抜かれたきれいな言葉が必要になってくるのかもしれないです。
また、あるメッセージを効果的に伝えるには、外せない言葉やフレーズを、ある程度計算されたタイミングで埋め込んでいかなければならないのかもしれません。

その辺を意識して戯曲を書いているのか、演じているのか、ということでもかなり違うのでしょうし、また、もし最初に書いた「話し言葉」のリアリティというものを求めるなら、そもそも戯曲→演劇という流れに限界があるのかもしれません。

と、言葉を扱っている私は考えたりしました。長文、ごめんなさい。
Posted by かよ at 2013年05月19日 07:28
話し言葉と書き言葉は、二項対立ではなく、グラデーションです。
あと、媒介上(medial)と概念上(conceptual)どうなっているのかで分かれてたりもします。

たとえば、媒介上は話し言葉性が高くても、概念上は書き言葉性が高いものに、原稿を読みあげる形式のプレゼンとか、国会などでの意見陳述とか、あと演劇が入ることもあります。
媒介上は書き言葉性が高くても、概念上は話し言葉性が高いものに、メールやブログ、sns の書き込みがあったりします。
「概念上」は、即時性があるかどうかとも言えそう。

私が扱っている多言語併用国家のルクセンブルクでは、媒体ではなく、概念上の話し言葉性が高まるほどルクセンブルク語が使われ、概念上の書き言葉性が高まるほど、ドイツ語やフランス語が使われる傾向にあり、面白いです。
それくらい、話し言葉と書き言葉の関係は複雑なことがあります。

長文の連続投稿、そして頭でっかちな内容をごめんなさい…
Posted by かよ at 2013年05月19日 08:00
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